“あの動物たち”は「式神」、「ポポポポ~ン」の生みの親が語る公共広告の裏側 #あれから私は

記事によると
「♪まほうのことばで たのしいなかまが ポポポポ~ン」―――その歌詞を見るだけで、ついメロディーが頭に浮かぶ。
東日本大震災の直後から、民間企業はCMを一斉に自粛した。その日から数カ月、テレビでは繰り返しこのアニメーションCMが流れていた。

「ポポポポ~ン」生みの親の一人、東急エージェンシー北海道支社のクリエーティブ・ディレクター・若浜明子さんは、同広告を企画した背景について、こう振り返る。

「いつか子ども向けの広告をつくってみたいという思いがありました。特に低年齢向けというお題だったので、一番わかりやすい『あいさつ』をテーマに案を出しました。『あいさつをしたらもっと友達が増えるよ、人との距離を近づける道具になるんだよ』というのがコンセプトでした」

子どもの心に響く、何かキャッチーなことばを音楽にのせたい。ユニークな擬音をつくることはできないかと「パピプペポ」を使ってアイデアを出し合い、生まれたのが「ポポポポ~ン」だった。

「子どもにとって動物は、キャラクターとしてわかりやすいということもあるのですが、アイデアの根本的な部分を言うと、知らない人にあいさつをするのって、ちょっと勇気がいることですよね。そこを後押しして、そっと守ってくれるような……式神とか、守り神のようなものを思いついて、動物のキャラクターを設定したんです。魔法の呪文を唱えたら、ポンと出てくる動物の守り神。そんな、ファンタジーのイメージから生まれたんです

子どもたちにあいさつの楽しさ、コミュニケーションの大切さを伝えるためにつくられた「あいさつの魔法。」。これが、震災後繰り返し流された事態を、若浜さんはどう受け止めたのだろうか。

もちろん、まったく想像もしていませんでした。非常に戸惑ったというのが正直な気持ちです。企画意図はこれまで申し上げた通りで、そもそも災害のためにつくったCMではありません。ACの特性上、納品したらもう見守るしかない状況もあって、とても複雑でした。突然、私たちがつくったCMが驚く頻度で流れてくる。大量投下されることによって、何かネガティブな要素が上がってくるんじゃないか……そんな恐怖も感じました
管理人コメント:まああの時は毎分ぐらいのペースであのCM見せられたからな…